FRP防水工事の工期は短期施工が可能です。
100m2の屋上防水工事で、2日~3日。ベランダやバルコニーなどで1日です。天候や下地の条件にもよりますが目安としてお考え下さい。短期施工がFRP防水工事の長所でもあります。
FRP防水工事とウレタン防水工事の大きな違いは耐久性です。
ウレタン防水は塗膜防水と言い、防水塗料を塗布形成させて膜厚を作る防水です。ウレタン層の下にメッシュシートや補強布等を使用して、引っ張り強度や引き裂き強度を強くする工法もありますが、やはりウレタンはゴムであり、屋上などで真夏に強い紫外線にさらされたり、冬場の低温や真夏の高温による繰り返しで、ウレタンゴムが劣化します。またしっかりとした下地調整や水抜きを行わないと、夏場に手の平サイズ位の浮きが発生してしまいます。
耐久性では実際のところ条件にもよりますが、6年~8年位しか防水としての効果がありません。特にウレタン防水の弱点として、立上げなどの膜厚がどうしても平面(平場)と違い均一になりません。
FRP防水の場合は、ガラス繊維にポリエステル樹脂をしみこませていき、繊維と樹脂が一体化となり強力な防水膜をつくります。FRPは屋上などで真夏に強い紫外線にさらされたり、冬場の低温や真夏の高温にも十分に対応できます。ウレタン防水のように夏場、部分的に膨らんだりすることはありません。立上げなどでも平面(平場)と同じ膜厚にすることが可能です
ウレタン防水とは塗膜防水の事です。
簡単に言えば防水塗料を塗り重ねて防水の厚みをつけます。業者により様々な工法がありますが、一般的に補強シートなどを下地に使用し、その上からウレタン樹脂を塗布していく工法が主流です。
シート防水とはシート防水材(合成高分子材)などを繋ぎ合わせていく工法です。
シート防水のシート単体としての引っ張り強度や、引き裂き強度はありますが、シートを繋ぎ合わせた箇所(業者により様々ですが接着工法や機会固定工法があります)の強度は非常に弱く、年数経過とともに圧着した部分に剥がれや浮きなどが発生します。屋上などであり一匹位の穴があっても水漏れは発生します。
ステンレス防水とは、ステンレス鋼板を溶接などで繋ぎあわせていく工法です。
ステンレス防水の溶接部分が地震などにより割れたり、真夏の太陽光線などによる熱などで変形(ブリスターが発生)する危険もあります。一般にはあまり使用されません。
アスファルト防水とは、溶解釜の中で200℃以上で溶かしたアスファルトをアスファルト層と、ルーフィング層を積み重ねていく工法です。
一般的に熱工法やトーチ工法がありますが、熱工法は上記のように200℃以上で溶かしたアスファルトを液状で敷いていきます。200℃以上で溶かした際に発生する悪臭が問題になります。
トーチ工法はトーチバーナーであぶってくっつける工法です。熱工法のような強烈な悪臭は少ないですが、やはり悪臭は発生します。
アスファルトの場合、上記の工法以外にも様々な工法があります。工法としては古くからの信頼性がありますが重量が重い事が難点です。屋上防水で重量が重いと言う事は建物の強度も強くないといけません。
弾性FRP防水とは、弾力性能のあるFRP素材を使用した防水工法の事です。
一般にFRPは軟質と硬質がありますが、屋上などで使用するFRPは軟質です。ガラスマットを2液型弾性ポリエステル樹脂ではさみこんでいる為、FRP材全体で柔軟性ができ、地震等の揺れにも下地が追従し、表面に亀裂などが発生しにくいという利点があります。
また軽量で紫外線や太陽光線などの熱にも強く、今後ビルやマンション・木造や鉄骨の新築住宅などで主流になります。
弾性FRP防水は他の防水工法と比べ、5年や10年で再施工する事は間違いなくありません。
FRP防水の耐火性は、耐シガレットと言われるようにタバコの火でも燃えません。
FRP防水工事の施工中の臭いは、全くないわけではありませんが、ポリエステル樹脂特有の、刺激臭を低減したポリエステル樹脂防水使用ですので、施工中の臭気は低減されます。
FRP防水工事の防水性は抜群です。
極端に言えばドレンなどに栓やふたをし、笠木周辺までプールのように水を溜めていただいても、一滴も水を漏らしません。防水性能では他の防水工法とは比較にならない程の性能があります。
FRP防水はベランダやバルコニーに使用できます。最近のビルやマンション、新築の住宅はどは最初からFRP防水が施工されています。
屋上やべランダ(バルコニー)で使用するFRPは、弾性ポリエステル樹脂を使用していますので、FRP自身に弾力性がつき、柔軟性をもちます。ボートや浴槽などの硬質の樹脂を使用しませんので、硬くて割れる事はありません。
FRP防水の立上げ処理はきっちりと行います。
また場所によっては笠木の下も施工します。笠木が最初からなくて露出している場合は、必ずFRP施工したほうが良いです。業者によっては平場だけ施工して、立上げをFRP施工しない業者がいます。
立上げ処理をしないと必ず水漏れが発生します。またドレン周辺のFRP処理も重要です。
| 項目 | 代表値 | 試験方法 |
|---|---|---|
| (1Kgf/mm2=9.8N/mm2=9.8MPa) | ||
| 比 重(-) | 1.49 | JIS K-7112 |
| 引張り強度(N/mm2) | 114 | JIS K-7054 |
| 引張り弾性率(N/mm2) | 4900 | JIS K-7054 |
| 曲げ強度(N/mm2) | 90 | JIS K-7055 |
| 曲げ弾性率(N/mm2) | 4020 | JIS K-7055 |
| 伸び率(%) | 2.6 | JIS K-7054 |
| 工法 (FP-) |
曲げ強さ (N/mm2) |
弾性率 (N/mm2) |
ガラス含有率 |
|---|---|---|---|
| 100 | 59 | 1138 | 13.0±1.0% |
| 200 | 52 | 1118 | 18.0±1.0% |
| 工法 (FP-) |
引張り強度 (N/mm2) |
伸び率 (N/mm2) |
ガラス含有率 |
|---|---|---|---|
| 100 | 33 | 3以下 | 13.0±1.0% |
| 200 | 38 | 3以下 | 18.0±1.0% |
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